メッシとC・ロナウドは衰えた!? CL制覇へ疑問「ベストな時ほどではない」

バルセロナのメッシ photo/Getty Images

今季のチャンピオンズリーグ・ベスト8が出揃った時点では、ユヴェントス、バルセロナ、マンチェスター・シティ、リヴァプールの4クラブが優勝候補に挙げられている。クリスティアーノ・ロナウド擁するユヴェントス、リオネル・メッシのいるバルセロナ、そしてイングランドの2クラブといった構図だ。

どのクラブも実力は確かだが、これまでバイエルンやスイス代表を指揮してきた名将オットマー・ヒッツフェルト氏はイングランド勢のどちらかにチャンスがあるのではないかとの見方を示している。もちろんマンCとリヴァプールの実力を素直に評価しているのだが、それと同時にロナウドとメッシの影響力が弱まってきているのではと考えているのだ。

スペイン『as』によると、同氏は「今季はイングランドのクラブにチャンスがあると考えている。シティもリヴァプールも多くのポテンシャルがある。それに、メッシもベストな時ほど良くない。ロナウドもだ」とコメントしており、ユヴェントスとバルセロナの苦戦を予想している。

ユヴェントスは準々決勝でアヤックスと対戦し、勝利すればベスト4ではトッテナム対マンチェスター・シティの勝者と激突することになる。一方のバルセロナは準々決勝でマンチェスター・ユナイテッドと戦い、それに勝てばリヴァプール対FCポルトの勝者との対決だ。同氏は決勝にマンCかリヴァプールのどちらかは勝ち上がってくると考えており、そうなればロナウドVSメッシのファイナルは実現しないことになる。

ロナウドはベスト16のアトレティコ・マドリード戦2ndレグでハットトリックを記録し、改めて世界最高峰の点取り屋だと証明した。メッシもリーグ戦では得点ランク首位を快走しており、大きく衰えたようには感じない。まだまだチャンピオンズリーグで主役になれる圧倒的な力を備えているはずだが、ヒッツフェルト氏の予想通りイングランドのクラブが今季のCLを制するのか。

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