長崎・橋本 剛氏(49)無所属・新 新市庁舎の規模縮小

質 問 (1)MICE(コンベンション)施設整備(2)新市庁舎整備(3)人口減少対策(4)平和関連施策(5)自己分析

 (1)見直すべき。ジャパネットホールディングスが近隣で整備方針を示しているアリーナと機能が重なる場合、市が財政を使って造らないといけない機能とは何かを再検証して方針を決めないといけない。

 (2)現行計画の19階建てを12階建てほどに縮小する。行政サービスのデジタル化を進め、庁舎に来なくても済むように工夫するのが世界的な潮流となっているのに、市の計画は市民に来てもらう前提で待合スペースを広く取るなど流れに逆行している。過大だ。

 (3)人口流出の主な原因は求める職がなく、生活も厳しいことだ。乳幼児医療費の自己負担分の無料化などで子育てにかかる費用を軽減させる。経済活性化のため「海洋・越境」「食文化・農林水」「デジタル」の三つの産業分野で、行政がベンチャー企業や技術力のある企業などを組み合わせられるように交流の仕組みをつくる。

 (4)2020年の東京五輪閉会式は長崎原爆の日の8月9日。平和祈念式典のほか、被爆後、長崎市を支援してくれた世界の人々に感謝する事業をし、長崎から平和を発信する。文化を通じて平和を訴える団体や個人を顕彰する「長崎国際文化賞」を創設し、被爆地から平和の創造に貢献する。

 (5)人が考えていることを丁寧にくみ取るのが得意。世話好きだが、首を突っ込みすぎる面も。

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