F1第6戦モナコGP週末の様子をムッシュ柴田氏がお届けします。FIA-F2での松下信治選手の表彰台獲得に、ニキ・ラウダ追悼、シャルル・ルクレールのらしからぬ空回りと、話題に事欠かないグランプリでした。
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モナコのどんより天気は、金曜日まで続いてました。毎年恒例のコートダジュールラン。今年はニースからモナコまで、走ってみました。
そして決勝当日には、ラウダのトレードマークだった赤いキャップを皆がかぶってました。
二度もタイトルを獲ったフェラーリは、特に何もしてなくて素っ気ないな〜と思ってたんですが、
ルクレールはちゃんとラウダキャップをかぶってました。それにしてもこんな厳しい表情のシャルルは、GP3やFIA-F2時代も見たことなかったです。Q1落ちを喫した晩は、古巣のアルファロメオに入っていって、かつての担当エンジニアとしばらく話し込んでましたしね。そして決勝レースは、彼らしからぬ空回りでリタイア。「地元モナコに、フェラーリで凱旋」というのは、さすがの彼にもとてつもないプレッシャーだったということでしょうか。
マクラーレンのラウダ追悼は、昔のこのチームのように控えめで品がよくて、ザク・ブラウンの下品さを感じさせないものでしたね〜。