精神障害について考える「心の健康づくりフェスティバル」が13日、長崎県佐世保市三浦町のアルカスSASEBOであり、市民ら約300人が当事者の声に耳を傾けた。
精神障害を抱える人とその家族の思いについて理解を深めようと実行委などが開き、25回目。
当事者メッセージでは、統合失調症を抱える市内在住の平島志保さん(45)が、就労支援事業所やパン店での仕事を褒めてもらったことでやる気につながった経験を発表。「発病から30年たったが、ゆっくりとステップアップしてきた。互いに頑張ろう」と呼び掛けた。有冨達生さん(55)はギターの演奏と歌を披露。来場者も口ずさみながら楽しんだ。
大村共立病院の宮田雄吾副院長の講演や、地元の合唱団とフラダンス教室のステージもあった。