長崎大核兵器廃絶研究センター(RECNA=レクナ)が編集する英文のウェブ学術誌「平和と核軍縮」最新号が22日までに刊行された。歴代ローマ法王の核兵器への反対姿勢を紹介する論文など米欧、アジア、レクナなどの専門家が手掛けた21本を掲載している。
同誌は2017年12月に創刊、年2回発行している。レクナHPから閲覧でき、日本語での要約もある。
法王に関する論文は、カナダ・サスカチュワン大のクリストファー・フリンコウ准教授が手掛けた。原爆投下時の法王ピオ12世から、11月に訪日予定の現法王フランシスコまで一貫して核兵器の禁止を訴えており、それぞれの具体的な発言などを紹介している。
米カリフォルニア大サンタバーバラ校の長谷川毅名誉教授へのインタビュー「日本への原爆投下は正当化できるか?」なども掲載している。
法王の反核姿勢紹介 長大レクナ編集のウェブ学術誌刊行
- Published
- 2019/07/24 00:00 (JST)
- Updated
- 2019/10/26 00:19 (JST)
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