被爆地長崎の核兵器廃絶のメッセージを届ける第22代高校生平和大使の内山洸士郎さん(16)=鎮西学院高2年=が23日、諫早市の宮本明雄市長を訪ね、「微力だけど無力ではないと信じて、小さな努力を続けたい」と抱負を述べた。
内山さんは長崎市在住。高校入学後、高校生1万人署名活動に参加。6月、バチカンでローマ法王と謁見(えっけん)し、8月17~24日、16都道府県の22人とともに国連欧州本部(スイス・ジュネーブ)などを訪問する。
宮本市長は諫早市の被爆者健康手帳交付者が10年前より千人以上減少している点を挙げ、「語り継ぐ人たちが少なくなっている。自然体で自分の思いを世界に伝えてほしい」と激励。
内山さんは「悲惨な過去を忘れず、平和活動を続けてほしい」というローマ法王の言葉を紹介。「国連欧州本部でも核兵器廃絶や平和に関心を持つ大切さをスピーチしたい」と話した。
高校生平和大使の内山さん 「小さな努力 続けたい」 諫早市長に抱負
- Published
- 2019/07/24 11:50 (JST)
- Updated
- 2019/10/06 16:25 (JST)
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