390キロ 核兵器廃絶訴え 「平和の火リレー」出発

トーチを掲げ、走りだす児童=長崎市、平和公園

 核兵器廃絶や平和を訴える「反核平和の火リレー」が24日、長崎市の平和公園を出発した。離島を除く県内全域と佐賀県の一部の計241区間約390キロのコースをランナーがつなぐ。8月1日に、最終走者が同市の爆心地公園にゴールする予定。
 日本青年学生平和友好祭県実行委が1985年から毎年実施し、35回目。ギリシャから被爆地長崎に贈られた核廃絶を願う聖火「ナガサキ誓いの火」をともしたトーチを掲げて走る。
 出発式では第1走者19人を代表して、市立滑石小6年の小川瑛太郎君(12)が「一人でも多くの人に、反核の思いや平和の大切さが伝わるよう頑張る」と決意表明。長崎原爆投下時刻の午前11時2分に黙とうした後、出発した。

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