【トレード】レイズが万能内野手・ソガードを獲得

日本時間7月29日、レイズは後日指名選手2人とのトレードでブルージェイズからエリック・ソガードを獲得したことを発表した。トレードが正式に発表されたのは試合後だったが、トレードの成立が合意に至ったことが報じられたのは、レイズとブルージェイズの直接対決の試合中。ソガードは「どちらのチームを応援すればいいんだろう」と考えながら、不思議な1日を過ごした。

二塁を中心に、遊撃、三塁、右翼、左翼と多くのポジションを守ることができる一方で、昨季までメジャー通算11本塁打と平凡な打者に過ぎなかったソガードだが、5月に33歳の誕生日を迎えた今季は大ブレイク。マイナー契約で加入したブルージェイズで4月中旬にメジャー昇格を果たすと、ここまで73試合に出場して打率.300、10本塁打、OPS.840の好成績をマークしている。

レイズのケビン・キャッシュ監督は「彼は我々のチームにとてもフィットする存在だ。内野では素晴らしい守備力を持っているし、外野を守ることもできる。今季は打撃でも良い働きを見せているしね。右の好投手と対戦するときに、より多くの左打者を打線に並べることができる」と語り、ソガードを主に対右投手用の内野手として起用する方針を明らかにした。

ソガードは、1番打者としてはリーグ5位となる打率.304、同7位の出塁率.365、同8位の長打率.486をマークし、リードオフマンとして見事な働きを見せていた。また、キャバン・ビジオら若手選手のメンターとしての働きも高く評価されていた。レイズは、内野手のブランドン・ロウとヤンディ・ディアスを故障で欠いており、ソガードは本職の二塁を中心に内野の複数ポジションを守りながら、彼らの穴埋め役を務めることになるだろう。

「ポストシーズン進出を目指すチームでプレイするのは楽しみだよ」と語ったソガード。「ブルージェイズでの活躍をレイズでも継続して、チームのポストシーズン進出に貢献したいね」と意気込みを口にした。

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