長崎県勢8年ぶり8強 2度の競射を勝ち抜く 弓道男子団体 島原

【弓道男子団体決勝トーナメント2回戦、徳島市立―島原】集中して矢を放つ島原のメンバー=宮崎県都城市体育文化センター特設弓道場

 弓道男子団体の島原が、県勢8年ぶりとなる8強入りを決めた。決勝トーナメント1、2回戦とも競射にもつれたが、全員が最後まで集中を切らさずに連勝。主将で落ちの山﨑は「今までの積み重ねの成果が出せた」と満面の笑みを浮かべた。
 宮本監督が「よくまとまっている」と評する通りに、それぞれが役割を果たしてチームに貢献した。山﨑と落ち前の菅藤は安定した射で仲間を引っ張り、中の早田は徳島市立との決勝トーナメント2回戦で皆中。勝てば8強となる最後の競射は、大前の平が「ここで1本当ててつなぐ」と鮮やかに的を射抜いて流れをつくると、辰田、早田が続いて1中差で競り勝った。
 「予選突破」が目標だった10年ぶりのインターハイ。既にその目標を大きく超えて、次は準々決勝に挑む。山﨑は「ここまで来たら一番上を目指す」と勢いづいたチームの思いを代弁した。

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