全国の離島の中学生球児が熱戦を繰り広げた「第12回国土交通大臣杯全国離島交流中学生野球大会」(離島甲子園)は22日、対馬市厳原町の厳原総合公園野球場で決勝があり、石垣島ぱいーぐるズ(沖縄県)が長崎県の壱岐市選抜を3-1で破り、初優勝を飾った。長崎県チームではほかに、対馬ヤマネコボーイズ(対馬市)がベスト8に入った。
離島甲子園は、東京オリオンズ(現ロッテ)などで投手として活躍した元プロ野球選手、村田兆治さん(69)が提唱し、2008年から各地の離島で開いている。今回は9都県から計25チーム(うち長崎県5チーム)が出場。20日から対馬市内各地で対戦していた。
決勝戦では石垣島が3回表に1点先制。5回表にも追加点を挙げたが、同裏に壱岐先発の吉井裕貴投手(14)=勝本中3年=がショート前に放った打球が、守備の乱れを誘って出塁。3塁まで進塁した後、中堅手の川上稜キャプテン(15)=同=の犠打で生還し、1点を返した。石垣島は6回表にも1点追加し、3-1で勝った。
閉会式では、大会実行委員長の比田勝尚喜・対馬市長が石垣島に優勝旗、壱岐にトロフィーをそれぞれ授与。壱岐の川上キャプテンは取材に「惜しくも敗れたが、いい経験になった。来年からは高校野球で甲子園を目指したい」と話した。
◇決勝トーナメント=長崎県関係
▽1回戦
新上五島ファイブスターズ(新上五島町)4-3久米島イーグルス(沖縄)、伊豆大島(東京)6-5五島バラモン(五島市)、石垣島ぱいーぐるズ(沖縄)10-1TSUSHIMA(対馬市)、対馬ヤマネコボーイズ(同)15-0三宅島中学生野球チーム(東京)
▽2回戦
伊豆大島8-2新上五島、対馬ヤマネコ5-1KAMIJIMA(愛媛)、壱岐市選抜5-3八丈島選抜(東京)
▽準々決勝
壱岐市選抜6-1対馬ヤマネコ
▽準決勝
壱岐市選抜4-2龍郷選抜(鹿児島)
▽決勝
石垣島3-1壱岐市選抜
離島甲子園 壱岐市選抜 準V 対馬ヤマネコボーイズ8強
- Published
- 2019/08/23 12:02 (JST)
- Updated
- 2019/08/23 12:23 (JST)
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