長崎くんち 市長ら稽古中の踊町激励 「豪快な船回し楽しみ」

田上市長(後方)らが見守る中、威勢良く船を回す魚の町の根曳(ねびき)衆=長崎市元船町、おくんち広場

 諏訪神社(長崎市上西山町)の秋の大祭「長崎くんち」(10月7~9日)を前に、田上富久市長と長崎伝統芸能振興会(宮脇雅俊会長)の役員らが26日、市内で稽古に励む踊町を訪問し、出演者を激励した。
 今年の踊町と演(だ)し物は▽今博多町「本踊(ほんおどり)」▽魚の町「川船」▽玉園町「獅子踊」▽江戸町「オランダ船(せん)」▽籠町「龍踊(じゃおどり)」の5カ町。
 同市元船町のおくんち広場では小雨がぱらつく中、役員らが魚の町の稽古を見学した。田上市長は「たくさんの人が豪快な船回しを楽しみにしている。これ以上ない、素晴らしい最高の魚の町の川船を見せてほしい」とあいさつ。魚の町自治会の江崎淑夫会長は「一日一日の稽古に励み、立派な奉納をしたい」と意気込みを語った。

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