パドレスが押し出しでサヨナラ勝ち カブス痛恨の敗戦

【カブス8-9xパドレス(延長10回)】@ペトコ・パーク

パドレスは、8対8の同点で迎えた延長10回裏に一死一塁からの3連続四球でサヨナラ勝ち。3点リードの8回表に2本のアーチで同点に追い付かれたものの、延長戦を制し、ポストシーズン争いに参戦中のカブスに手痛い黒星をお見舞いした。パドレス7番手のミシェル・バイエズが1回無失点でメジャー初勝利(0敗)をマーク。一方、逆転での地区優勝を目指すカブスは、7番手のスティーブ・シーシェックが突如制球を乱し、痛恨のサヨナラ押し出し四球で今季6敗目(3勝)を喫した。

ナ・リーグ中部地区の優勝争いで首位カージナルスを追うカブスにとっては、痛恨の敗戦となった。2回表にジェイソン・ヘイワードの20号2ランで先制するも直後に5点を奪われ、クリス・ブライアントの27号2ランなどで1点差に迫るもリードを広げられ、7回終了時点で3点ビハインド。8回表にブライアントの28号2ランとヘイワードの21号ソロで同点に追い付き、意地を見せたものの、最後はシーシェックの乱調でサヨナラ負け。ロッキーズに敗れた首位カージナルスとの4ゲーム差を縮めることはできなかった。2位につけるワイルドカード争いでも、3位のブリュワーズが1ゲーム差、4位のフィリーズが2ゲーム差、5位のダイヤモンドバックスが2.5ゲーム差、6位のメッツが3ゲーム差に迫っており、その地位は決して安泰ではない。残り18試合、1つの黒星が命取りとなる、負けられない戦いが続きそうだ。

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