カージナルスがカブスに完勝 4年ぶりの地区優勝

【カブス0-9カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

レギュラーシーズン最終戦、地区優勝へのマジックナンバーを「1」としているカージナルスは、4回までに3本のアーチが飛び出すなど試合を優位に進め、9対0で宿敵・カブスに完勝。連敗を4でストップするとともに、2015年以来4年ぶりとなる地区優勝を決めた。最終戦のマウンドを託された先発のジャック・フラハティは、重圧に負けずわずか69球で7イニングを投げ抜き、被安打2、奪三振6、与四球1、無失点という見事なピッチングで今季11勝目(8敗)をマーク。チームを地区優勝へ導き、後半戦の防御率0.91は歴代3位の数字となった。一方のカブスは、先発のデレク・ホランドが3回途中5安打7失点の大炎上で今季5敗目(2勝)。ジョー・マドン監督の最終戦を白星で飾ることはできなかった。

初回に連続四球で無死一・二塁のチャンスを迎え、ポール・ゴールドシュミットのタイムリーとマーセル・オズーナの併殺打で2点を先制したカージナルスは、2回裏にデクスター・ファウラーの19号2ランで2点を追加し、3回裏にはオズーナのタイムリーとマット・カーペンターの15号3ランで4得点。4回裏にはゴールドシュミットにも34号ソロが飛び出し、大量9点のリードを奪った。その後は走者を出しながらも追加点を奪えなかったが、フラハティが7回2安打無失点の快投を見せ、ジオバニー・ガジェゴス、カルロス・マルティネスと繋ぐ必勝リレーでカブス打線をシャットアウト。鮮やかな完封勝利で4年ぶりの地区優勝を決めた。なお、4年ぶりのポストシーズン進出となるカージナルスは、日本時間10月4日に始まる地区シリーズで東部地区王者のブレーブスと対戦する。

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