ダンス・太鼓 稽古に熱 五輪文化プログラム 来月3日に富山公演

出演者に振り付けを指導する北尾さん(右)

 2020年東京五輪・パラリンピックに向けた文化プログラム「東京キャラバン」富山公演の創作ワークショップが28日、富山市総合体育館で始まった。11月3日の本番に備え、県内外の出演者がダンスや太鼓演奏の稽古に励んだ。

 東京キャラバンは劇作家の野田秀樹さんが総監修を務め、“文化サーカス”と銘打ち京都や愛知など全国でパフォーマンスを行っている。

 公演は富岩運河環水公園野外劇場で行い、立山曼荼羅(まんだら)にインスピレーションを受けた作品「Walk on ザ・トヤ曼荼羅!」を披露する。プロの俳優やダンサーに加え、県内から越中いさみ太鼓保存会(砺波市)や高岡第一高校ダンス部「CAD(キャッド)」など6団体約60人が参加する。

 この日は富山公演を監修する劇団「木ノ下歌舞伎」主宰、木ノ下裕一さん(東京)が演目の内容を説明し、ダンサーの北尾亘さん(同)が振り付けを指導した。

 公演は午後3時から。雨天の場合は富山市のタワー111スカイホールで上演する。

 11月4日は県美術館でパネル展示や出演者の個別ステージを行う。いずれも観覧無料。

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