メクル第410号 日並秋まつりで龍踊り 時津「ひごもり子ども会」 うろこは牛乳パック

子ども龍踊りを奉納する子どもたち=時津町日並郷、熊野神社

 西(にし)彼杵(そのぎ)郡時津(とぎつ)町日並郷(ひなみごう)の熊野(くまの)神社で10月27日に開かれた日並秋まつりで、「ひごもり子ども会」が子ども龍踊(じゃおど)りを披露(ひろう)しました。まつりは、地元住民が秋の一日を楽しむ恒例(こうれい)行事です。
 4年前に完成した手作りの龍で、うろこは各家庭で型紙に合わせて作った牛乳(ぎゅうにゅう)パック製(せい)です。龍を後ろからよく見ると、うろこの裏側(うらがわ)にいろんなデザインの牛乳パックが確認(かくにん)できます。とてもカラフル。
 子ども会の小学5、6年生17人が1週間前から、1年に1度の舞台(ぶたい)を目指して練習してきました。龍が玉を探(さが)す「ずぐら」や激(はげ)しく玉を追う姿(すがた)は迫力(はくりょく)があり、境内(けいだい)を埋(う)めた人たちから「モッテコーイ」の声が上がりました。
 龍頭を担当(たんとう)した町立時津北小6年の横田遥巳(よこたはるみ)さん(11)は「後ろに引っ張(ぱ)られて重くなったりしたけど、みんなの動きが合い『ずぐら』や『胴(どう)くぐり』が成功しました。練習のとき自分たちでかけていた『モッテコーイ』が本当に聞けて安心しました」と話しました。

牛乳パック製のうろこ

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