島原道路の整備促進を 振興対策協議会が長崎県に要望

平田副知事に要望書を手渡した古川会長(右)=県庁

 島原半島振興対策協議会(会長・古川隆三郎島原市長)など計4団体はこのほど、県庁に平田研副知事を訪ね、地域高規格道路「島原道路」の整備促進など20項目を要望した。
 島原道路は長崎自動車道諫早インターチェンジ(IC)と南島原市深江町を結ぶ計画で全長約50キロ。同町-島原市出平町などは既に供用しているが、島原市有明町-雲仙市瑞穂町などが未整備区間となっている。
 要望書を手渡した古川会長は「災害時の避難や救急施設との連携など極めて重要」として整備促進を求めた。平田副知事は同道路の重要性を強調し「道路整備予算の確保に向けて国に働き掛けたい」とし、古川会長らに協力を促した。
 このほか島原・天草・長島架橋構想、九州西岸軸構想の推進や島原半島の防災対策などについても要望した。

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