2019年女子ワールドカップ最終日は11月17日、千葉・成田市中台運動公園体育館で順位決定戦が行われ、優勝決定戦に進んだ日本は米国を7-3で下し、2014年以来、5大会連続11度目の優勝を飾った(2016年は開催なし)。3位は中国。
日本は50kg級で須﨑優衣(早大)、53kg級で奥野春菜(至学館大)の2018年世界チャンピオンが、ともにテクニカルフォールで快勝。55kg級は世界チャンピオン相手に落としたものの、57kg級の川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)が勝って流れを取り戻した。65kg級の類家直美(至学館大)が勝って6勝目をマークし、この段階でチームの勝利を決めた。
68kg級は松雪成葉(至学館大)がタミラ・メンサストックに、76kg級は皆川博恵(クリナップ)がアデライン・グレイの各世界チャンピオン相手に敗れ、最終的にチームスコア7-3で勝った。
日本は今年、カデット、ジュニア、U23、シニアの世界選手権でいずれも国別対抗得点で優勝していた。今大会で団体戦の世界大会すべてで優勝となり、2014年以来続けている“世界団体戦グランドスラム”を6年連続で継続した。
各試合結果は下記の通り。(撮影=矢吹建夫)
最終日成績
▼優勝決定戦
日本○[7-3]●米国
▼3位決定戦
中国○[7-3]●モンゴル
▼5・6位決定戦
ウクライナ○[5-5(勝ち点25-19)]●ロシア
日本成績
【優勝決定戦】日本○[7-3]●米国
階級 日 本 試合結果 米 国
50kg 須﨑優衣(早大) ○ Tフォール、3:17=10-0 Conder, Whitney
53kg 奥野春菜(至学館大) ○ Tフォール、5:32=10-0 Hildebrandt, Sarah Ann
55kg 花井瑛絵(至学館大) 1-5 ○ Winchester, Jaccara Gwenisha
57kg 川井梨紗子(ジャパンビバレッジ) ○ Tフォール、4:10=11-0 Campbell, Kelsey Rene
59kg 稲垣柚香(愛知・至学館高) ○ Tフォール、4:12=10-0 Zavala, Desiree
62kg 川井友香子(至学館大) ○ 7-0 Kilty, Macey Ellen
65kg 類家直美(至学館大) ○ 5-1 Molinari, Forrest Ann
68kg 松雪成葉(至学館大) 1-8 ○ Mensah-Stock, Tamyra Mariama
72kg 鏡優翔(JWA/東京・帝京高) ○ 3-1 Francis, Victoria Christine
76kg 皆川博恵(クリナップ) フォール、5:04=3-1 ○ Gray, Adeline Maria