マクラーレンF1チームは、2019年最終戦アブダビGPで好結果を出してシーズンを最高の形で終えたいと考えている。前戦ブラジルGPではカルロス・サインツJr.が3位入賞を果たした。
「アブダビは素晴らしい開催地だし、シーズンの終幕を祝うのには完璧なところだ」とサインツJr.は語る。
「レースは夕方に始まり、終わるころには夜になっていて、照明の下でフィニッシュすることになる。毎年そうだが、これは面白い挑戦だ」
「コンストラクターズ選手権4位は確定しているけれど、ポジティブなシーズンを良い形で締めくくるためにも、両方のマシンで多くのポイントを獲得したいと思っている」
「このシーズンを最高の状態で終えたい。最後のレースではまだたくさんの戦いが残されている。簡単なことではないにしても、僕はドライバーズ選手権を6位で終えるために戦っていく。週末に向けて徹底的に準備してきたので、良いレースができる自信があるよ」
3人のドライバーがドライバーズランキング6位をめぐって激しく戦っている。サインツJr.は最終戦を前に95点を獲得し、ランキング7位。トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーも同点だが成績の差で6位が与えられている。レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンは84点で8位に続いている。
マクラーレンF1のチーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルは、2019年最後のレースでドライバーズ選手権においていい結果を出したいと語った。
「我々は最高潮の状態で、この年を終えたいと思っている」とザイドルは語った。
「シーズンを通して順調に進歩してきた。このままの調子で最終戦に挑みたい。コンストラクターズ選手権の順位は確定しているので、今はドライバーズ選手権で可能な限り上位をつかむことを目指している」
「カルロスは6位争いができる位置につけているし、ランド・ノリスも今週末、順位を上げられる可能性がある。我々チームの情熱とモチベーションは少しも低下していない。シーズン最後の1周まで戦うことを楽しみにしている」
ノリスは現在ランキング11位。10位のセルジオ・ペレスとは1ポイント差、12位のキミ・ライコネンとは2ポイント差とかなりの接戦になっている。
「今年F1にデビューして、シーズンを通して最高の経験をしてきた。メルボルンで開幕して以来、とてもたくさんのことを経験できたと感じている」とノリスは語った。
「良く知っているサーキットでシーズンを終えるのはとてもうれしい。ここで昨年のFIA-F2で表彰台を獲得し、2018年のオフシーズンテストを走って一年を締めくくった」
「とても面白いサーキットだ。レースを常に活性化するようなユニークな特徴がいくつかある。エキサイティングな週末になることを楽しみにしているし、今年最後のレースに自分の全力を注ぐよ」