北松佐々町の副議長 つり革で懸垂 町民から苦情で謝罪

 長崎県北松佐々町の副議長(69)が、列車内のつり革で懸垂をするなどして、乗り合わせた町民から「マナーが悪い」と佐々町議会事務局に苦情が寄せられていたことが2日、分かった。

 関係者などによると、副議長は11月5日朝、議員研修を受けるため松浦鉄道(MR)佐々駅から佐世保駅に向かう列車内で、つり革にぶら下がり、複数回懸垂をしたという。

 佐々町議会事務局によると、5日午後、目撃した町民から、議員の態度について「一般的にそういうことをしていいのか」といった趣旨の電話があったという。

 議会事務局は6日朝に議長に報告。議長は研修最終日の7日、全議員に対し「行動を慎むように」と注意を促した。

 副議長によると、苦情を伝えてきた町民の家族に8日、議長と共に謝罪の意を伝えたという。副議長は「(研修を)頑張らんば、と思って気分が高揚してしまった。反省している」と話している。

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