九州新幹線長崎ルート未着工区間の整備方式を巡り、国土交通省鉄道局の足立基成幹線鉄道課長と佐賀県の南里隆地域交流部長は16日、同県庁で協議の在り方を巡る面談後、報道機関の取材に応じた。
-佐賀県の主張は。
フル規格が受け入れられないことは、いささかも変わっていない。与党検討委員会では佐賀県の意見がなかったかのように扱われた。与党検討委の基本方針に基づく協議に入ることはないと伝えた。
-佐賀県が求めていた5択が提案された。
国土交通省の考えを聞いたが佐賀県が求めている答えをもらったかどうか正直分からない。分析整理した上で改めて質問したい。
-今後の見通しは。
佐賀県としては協議に入ることを決めたわけではない。確認作業は協議入りを前提としていない。これまでの合意や約束がきちんと守られていない。協議の進め方や枠組みがどういうものか。信頼できるものか。真摯に対応してもらえるかきちんと確認せざるを得ない。