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ジュネーブ軍縮会議日本政府代表部の特命全権大使を今月離任した高見沢将林(のぶしげ)氏(64)は22日、長崎市役所で田上富久市長にあいさつし、高校生平和大使など若者の国際舞台でのさらなる活躍に期待感を示した。
高見沢氏は、防衛省防衛研究所長などを経て2016年12月に着任。国連の軍縮会議への対応をはじめ、反核署名提出のため欧州を訪れた高校生平和大使をレセプションに招いたりした。「日本が主張し、相手の話も聞くことが大切。高校生が(国際舞台で)イベントも主催するようになればいいなと思う」と語った。
5年に1度の核拡散防止条約(NPT)再検討会議が4月に開幕するが、核兵器禁止条約などを巡り核保有国と非保有国の亀裂は深く、核軍縮は見通せない。高見沢氏は「NPTの後も努力を続けることが重要だ。核抑止と平和、軍縮の問題を突き詰めて議論しないといけない」と話した。