メルセデスF1、ストフェル・バンドーンとエステバン・グティエレスをリザーブドライバーに起用

 メルセデスは、シミュレータードライバーを務めていたストフェル・バンドーンと、シミュレーター兼開発ドライバーであったエステバン・グティエレスのふたりを、2020年シーズンよりリザーブドライバーとして起用する。

 2018年シーズンを最後にF1のシートを失ったバンドーンは、2019年よりメルセデスのシミュレータードライバーを務めると同時にフォーミュラEにも参戦。現在はメルセデスのワークスチームであるメルセデス・ベンツEQ・フォーミュラEチームに所属している。

 一方グティエレスは、F1のシートを失った後もフォーミュラEやインディカーなど様々なカテゴリーに参戦し、2018年にシミュレータードライバーとしてメルセデスに加入。2019年はシミュレーター兼開発ドライバーを務めていた。

 フォーミュラEでは、新型コロナウイルスによる肺炎の流行を受けて、2019/20年シーズンの第6戦として3月21日に開催予定だった三亜ラウンドが中止となった。この週末は2020年シーズンのF1第2戦バーレーンGPと日程が重なっていたが、フォーミュラEが中止となったことでバンドーンはF1チームへの帯同が可能になる。

 しかしながらF1第3戦ベトナムGP、第5戦オランダGP、第8戦アゼルバイジャンGPの3レースも、それぞれフォーミュラEの第6戦ローマ、第8戦ソウル、第9戦ジャカルタと日程が衝突している。この3戦においてバンドーンはF1チームに帯同せず、フォーミュラEを優先しなければならない。

メルセデスF1のリザーブドライバーに就任したエステバン・グティエレス

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