ほかほかのおでんを楽しめる長崎電気軌道(長崎市)のイベント電車「シティークルーズあかり」が営業開始を翌日に控えた20日夜、デモンストレーション運行した。
同電車は毎年恒例の「おでん電車」をリニューアルし、船旅をイメージした華やかな内外装となった。崇福寺電停を出発し、約1時間半かけて蛍茶屋や浦上車庫で折り返した。
招待客16人が乗車。街の明かりを眺めながら、サーバーから注ぐ冷えたビールやおでんを味わった。ステンドグラス調の照明の光が車窓から漏れ、歩行者の目を引いていた。
参加した同市平野町の主婦、松田梨菜さん(33)は「長崎に似合っておしゃれ。外で手を振ってくれる人もおり『非日常』にテンションが上がった」とほほ笑んだ。
3月28日まで29本運行予定。チケットは2月5日にインターネットで販売し20分で完売した。
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