レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは、プレシーズンテストを終えた今、2020年、レッドブル・ホンダとマックス・フェルスタッペンはF1タイトルを狙って戦うことができると確信している。
2020年プレシーズンテスト6日間のなかで、フェルスタッペンはメルセデスのバルテリ・ボッタスに次ぐ2番手タイムをマークした。テスト最終日の後、フェルスタッペンは、RB16・ホンダに好感触を持っており、シーズンスタートに向けて準備が整ったと語った。一方で、開幕戦から勝利を狙えるマシンだと思うかという問いに対しては、「実際に走ってみないと分からない」という慎重な発言をしている。
レッドブル・ホンダは2019年、F1コンストラクターズ選手権でメルセデス、フェラーリに続く3位で、チャンピオンのメルセデスとのポイント差は322点におよんだ。
しかしマルコは、レッドブルは進歩し、メルセデスやフェラーリを相手に本格的にタイトルを争うことができると、強く確信している。
「今年のマシンは我々が予想し、期待していたとおりのパフォーマンスを示している。非常にポジティブな気持ちでシーズンスタートに臨む」とマルコが述べたと英EXPRESSが伝えた。
「マックス・フェルスタッペンを史上最年少ワールドチャンピオンにするという目標に一歩近づいた」
「テストではどのチームも自分が実際にしていることを隠しているので、誤った印象を持ちがちだ。だが、我々が過去数年よりもはるかに準備が整った状態であることは間違いない。オーストラリアではメルセデスと勝利を争うことができると私は考えている」
「高い信頼性を発揮できるものと考えている。テストベンチでは去年の500kmに対して今年は5000kmを走行した。何より重要なのは、ホンダがパワーの面で非常に大きな進歩を遂げたことだ」
「メルセデスやフェラーリと対等に戦えることを期待している。つまり予選で大きく進歩することを願っているのだ」