新型肺炎 長崎県内16市町で休校入り 終了時期は流動的

五島市教委は一部の小学1~3年生を対象に「自主学習会」を開催。児童はマスクを着けて間隔を空けて座り、宿題や読書をして過ごした=五島市木場町、市立緑丘小

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため政府が臨時休校を要請したのを受け、長崎市や佐世保市など県内16市町の公立小中学校など計361校が4日、休校に入った。これで、平戸市を除くすべての自治体で一斉休校となった。
 県教委によると、4日休校になったのは長崎、佐世保など9市と西彼時津、東彼東彼杵など7町。内訳は小学校237校、中学校122校、義務教育学校2校。西海市教委によると、離島の小規模な小中学校計4校は「島外の人との接触が少ない」として休校を見送った。
 対馬市など3市町は2日から、大村市は3日から休校。残る平戸市も5日から休校する予定。期間は原則24日までだが、感染拡大の状況が見通せないため、終了時期は流動的な部分もある。子どもを預けたい共働き家庭のため、学校で受け入れる動きも出ている。

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