Wソックス・モンカダ 5年7000万ドルで契約延長に合意

日本時間3月6日、MLBネットワークのケン・ローゼンタールは、ホワイトソックスの若きスター三塁手、ヨアン・モンカダが5年7000万ドルの契約延長に合意したことを報じた。6年目のシーズンは球団オプションとなっており、このオプションが行使された場合、6年間の総額は9000万ドルになるようだ。今オフ、積極的な戦力補強を展開したホワイトソックスだが、その締めくくりは若きスター三塁手との契約延長ということになりそうだ。

現在24歳のモンカダは、レッドソックス時代から球界トップクラスの有望株として注目を集め、2016年オフのウィンター・ミーティングで成立したトレードによりクリス・セールの交換要員としてマイケル・コペックらとともにレッドソックスからホワイトソックスに加入。移籍3年目となった昨季、132試合に出場して打率.315、25本塁打、79打点、10盗塁、OPS.915と飛躍を遂げ、スター選手の仲間入りを果たしつつある。

モンカダは、来季が年俸調停期間の1年目のシーズンとなり、2024年シーズン終了後にフリーエージェントとなる予定だったが、球団オプションが行使された場合、モンカダがフリーエージェント市場に出るのは2025年シーズン終了後となる。ホワイトソックスは今オフ、モンカダのほかにも、メジャーデビュー前のプロスペクト外野手であるルイス・ロベルトと6年5000万ドル、若手リリーフ左腕のアーロン・バマーと5年1600万ドルで契約を延長している。

球団外部からの積極的な補強に動くだけでなく、正遊撃手のティム・アンダーソンと2017年のスプリング・トレーニング期間中に6年2500万ドル、若きスラッガーのエロイ・ヒメネスと昨年のスプリング・トレーニング期間中に6年4300万ドルで長期契約を結ぶなど、チームの軸をしっかりと固めているホワイトソックス。モンカダも含め、これらの選手が期待通りの働きを見せれば、黄金期が到来する可能性も十分にあるだろう。

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