長崎市議会 きょう繰り上げ閉会

 長崎市議会は12日、各派代表者会議を開き、新型コロナウイルスの感染拡大に対応し、16日の定例会閉会日を13日へ前倒しすることを決めた。定例長崎市議会の閉会日を前倒しするのは、国賓対応を理由とした1985年7月以来という。
 市議会は、議員らに感染が確認されたら、約2週間の休会や会期延長を決めていた。その場合、新年度の予算執行や契約案件などが滞る可能性がある。四つの常任委員会の審査日程は12日までだったが、11日に全て終えたため、13日に最終本会議を開き、議決する。
 代表者会議で、佐藤正洋議長は「万が一、市内でコロナが発生すれば、議会も市も対応できなくなる可能性がある」と、前倒しの提案理由を述べた。田上富久市長は「今は非常事態。日程の繰り上げに感謝する」と語った。

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