臨時新幹線・特急 運休へ JR九州、春休み期間中

 JR九州は13日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う列車の運転休止を発表した。春休み期間中(3月20日~4月5日)の新幹線・特急の臨時列車の一部が対象。定期列車の運休も検討している。
 臨時列車は行楽・転勤シーズンに合わせて運行している。地域のイベント中止・延期が相次ぎ、乗客の減少が見込まれるため運休に踏み切った。
 長崎県関係では、特急かもめ(博多-長崎・佐賀)49本、特急ハウステンボス(博多-ハウステンボス)112本を運休。このほか九州新幹線鹿児島ルートさくら(博多-鹿児島中央)19本、特急にちりん(小倉-大分)10本が対象となる。
 定期の新幹線・特急の運休も検討中。既に一部の特急の指定席販売を中止している。運休で使えなくなった場合、手数料なしで払い戻しに応じる。
 同社によると、2月1~20日の長崎線と日豊線を合わせた主要在来線の利用人数は前年比12%減となった。
 九州を周遊する豪華寝台列車「ななつ星in九州」は、3月3日から約1カ月間としていた運休期間を4月14日まで延長する。

© 株式会社長崎新聞社