ヤンキースから2人目の新型コロナウイルス感染者が発生

日本時間3月18日、ヤンキースはチームの選手育成施設を利用していたマイナーリーガーから2人目の新型コロナウイルス感染者が発生したことを発表した。ヤンキースによると、その選手は疲労と体温の上昇をメディカルスタッフに訴え、日本時間3月16日に検査を受けた結果、陽性であることが判明したという。過去48時間以内にその選手の症状が消失したことも報告されている。

ヤンキースは、日本時間3月16日にマイナーリーガーの1人が新型コロナウイルスに陽性反応を示したことを明らかにし、マイナーリーグも含めたメジャーリーグの世界で初めての感染者となっていた。ブライアン・キャッシュマンGMは、チーム内の誰もが新型コロナウイルスに感染し、検査を受ける可能性があることを話していたが、体調不良を訴えたマイナーリーガーが検査を受けた結果、2人目の感染者であることが判明した。

1人目の感染者となったマイナーリーガーについては、マイナーのキャンプ施設のみを利用していたことが明らかになっており、メジャーリーガーが利用するスタインブレナー・フィールドには足を踏み入れておらず、メジャーのキャンプに参加していた選手との接触もないという。その選手の症状も、2人目の感染者となった選手と同様、すでに回復していることが報じられている。

1人目の感染者が出た段階で、フロリダ州ヒルズボロの保健省は、全てのマイナーリーガーと一部のコーチ、一部のスタッフを日本時間3月26日まで隔離することを推奨。ヤンキースはそれに従い、該当者をホテルの部屋に隔離し、弁当を支給するほか、頻繁に手を洗うなど、予防策を徹底するように指示を出している。

また、スタインブレナー・フィールドから1マイル(1.6キロメートル)ほどの距離にある選手育成施設は、外部の業者による消毒作業を何度も受けており、日本時間3月26日まで閉鎖されることが決定している。キャッシュマンは、感染の拡大防止に向けて保健省の指示に従い、万全の予防策を講じる意向を示している。

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