1056件の応募から選ばれた2名のタカガールが中村晃との触れ合いを楽しんだ
2月17日、ソフトバンクのキャンプ地「宮崎市生目の杜運動公園野球場」で、パ・リーグオフィシャルスポンサーである総合人材サービス「パーソルグループ」によるイベント「フリーRUNS(フリーランス)」が行われた。
「フリーRUNS」はパ・リーグ各球団へのFA移籍体験として、春季キャンプで選手たちの練習をサポートする企画。交通費+宿泊費全額支給の好待遇に加え、賞金1万円を贈呈。さらには一緒に練習をした選手のサイン入りグッズもプレゼントされる。今回は「中村晃選手のティーバッティング練習のボールをセットしよう!」というテーマのもと、1056件の応募から選ばれた2名が宮崎県を訪れた。
今回、ソフトバンクに「FA移籍体験」するのは、タカガールの2人。1人目は、中村晃の大ファンだという石井晴菜さん。中村晃の印象をたずねると、「地道に努力をコツコツされる選手で、背中で引っ張っていくような素晴らしい選手だと思っています」と、憧れの選手への想いを語ってくれた。
2人目は、舛谷由布里さん。「貴重な経験なので、うまくできるように精一杯がんばります!」と緊張しながらも意気込み、この日のために中村晃の動画を見てイメージをしてくるなど準備万端。2人とも野球は未経験だが、「なんでもやります!」と、気合は十分だ。
球場で練習を見学した2人は続いてブルペン見学へ。間近でブルペンを見るのは初めてと緊張する2人の前に、鷹のエース・千賀滉大投手が。応援しているチームのエースが登場とだけあって、2人も真剣な表情でその投球を見つめた。
白球をセットする石井さんへ中村晃も思わずツッコミ「さすがにそこには打たないです」
その後は紅白戦を観戦することに。紅白戦の感想を聞くと、「選手の声が良く聞こえるのが普段の試合と違っておもしろいです。特に松田宣浩選手と川島慶三選手の声がよく出ているなと思いました!」と石井さん。舛谷さんは、「和田毅投手のファンなので、先発で見ることができてうれしかったです」と、本番を前に緊張しながらもホークスのキャンプを楽しんでいる様子だった。
紅白戦が終了すると、Tシャツに着替えて室内練習場へ。憧れの中村晃の姿が見えてくると、「近い近い」と2人のテンションも急上昇!「いつも中村晃選手を球場で応援しています!」と石井さん。一方の舛谷さんは、「野球経験はないので不安ですが、精一杯がんばります。よろしくお願いします」と丁寧に自己紹介し、早速打撃練習のサポートへ。
まず石井さんからティーバッティングのお手伝い。イメージトレーニングの成果があったのか、次々と白球をセット。途中で「怖くないですか?」とスタッフがたずねると「怖くはないです」と、石井さん。これには中村晃も「さすがにそこには打たないですよ(笑)」とすかさずツッコミ。続けてサポート役に回った舛谷さんは、緊張しながらも丁寧に白球をセットし、貴重な体験を楽しんでいる様子。
中村晃が打撃練習を終えると、参加者がティーバッティング。まず石井さんがティーの球を振り抜くと「いいじゃん!」とほめられご満悦。「優秀ですね!」「もうちょい下!」と声をかけてもらいながら、貴重な時間を楽しんだ。
続いては舛谷さんがティーバッティングに挑戦。慣れない動作にティーを打ってしまう場面も見られたが、こちらも中村晃からアドバイスをもらい、集中して打ち返す。いい当たりも生まれてきたところで打撃練習は終了。
中村晃「オフはゴルフばっかり」…貴重なプライベートの過ごし方を明かす
終了後には、2人から中村晃へ質問が。石井さんが、「野球を観に行くと『あきら~!』って叫んでるんですけど、そういったファンの声って届いていますか?」と投げかけると、「聞こえるときもありますし、聞こえないときもあります」と中村晃は笑顔で返答。
続いて、「休みの日は何をされていますか?」と、舛谷さんが興味深い質問をすると、「キャンプ中のオフはゴルフばっかりです。それを楽しみにやっています」と、プライベートを明かしてくれたところで、2人の「FA移籍体験」は終了。
「素人の私に対しても真面目に対応してくださった優しさがうれしかったです。球場で観ている姿はクールで寡黙なイメージが強いんですけど、実際にお話をすると、優しくてあたたかい人だなと思いました」と石井さん。初めて経験したティーバッティングの自己採点は50点。「思ったように球に当てることができず、簡単そうに見えてもこんなに難しいんだと思いました」。
一方の舛谷さんの自己採点は、「ティーを2回くらい打っちゃったので30点です。下を打ったらいいよとアドバイスをもらったんですけど、すぐにはできなくて難しかったです」と、厳しめの評価。今回の「FA移籍体験」については、「みなさん小さいことからコツコツと真面目にがんばっていらっしゃって、自分もそういうことをがんばらなきゃいけないと思いました。思い切って応募してみたら当たったので、いろんなことにチャレンジしていきたいです」。
憧れの選手とともに時間を過ごした石井さんは、今回の体験について真剣な表情でこう語った。「プロの選手の行動を1つ1つ見られたので、小さいことでも大切に、1個1個やっていくと結果に結び付いたり、今回のようなチャンスにも結び付くことがあると、日々がんばっていきたいなと思うようになりました!」(「パ・リーグ インサイト」東海林諒平)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)