2022年大規模観光企画 長崎、佐賀で「デスティネーションキャンペーン」

 長崎県は19日、JRグループと自治体、観光関係団体が各地で展開している大規模な観光PR企画「デスティネーションキャンペーン」について、長崎、佐賀両県を取り扱ったキャンペーンが2022年10月~12月に実施されると発表した。中村法道知事は定例会見で、同年度の九州新幹線長崎ルート暫定開業に触れ「佐賀県と連携し、開業効果を各地域に広める」とした。
 同キャンペーンはJRグループが地方自治体と連携し展開している。期間中は、JRの広告媒体などを活用して全国で両県の観光を集中的にPRするほか、旅行会社が両県を目的地とした旅行商品を多数販売する。本県がキャンペーンの対象となるのは、世界遺産登録を見据えて実施した16年以来。
 県などは今秋、官民でつくる同キャンペーン推進協議会を設立する。21年秋に全国宣伝販売促進会議を開く。中村知事は「沿線地域だけでなく広域的な誘客につながるよう全力を注いでいく」と述べた。

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