ダム反対派団体がシールで賛否問う 長崎市中心部

石木ダム建設事業に関するシール投票に参加する通行人=長崎市内

 長崎県と佐世保市が東彼川棚町に計画している石木ダム建設事業を巡り、反対派団体「石木川の清流とホタルを守る市民の会」は22日、長崎市中心部のアーケードで、事業の賛否を問うシール投票を実施した。
 午後に約1時間半、通行人や買い物客らにボードにシールを貼ってもらう形で211人が投票。結果は「賛成」5、「反対」184、「分からない」22-だった。
 シール投票は1月19日と2月24日にも同じ場所で実施し、いずれも反対が9割を超えたという。結果は4月に中村法道知事に公開質問状を提出する際、県に伝える。
 同会代表世話人の西中須盈(にしなかすみつる)さんは「長崎市民にも石木ダムに関心を持ってもらいたい。必要のないダムに多額の税金が使われていることを知ってほしい」と話した。

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