【新型コロナ】神奈川県内40人の感染確認 横浜では新たに保育士2人も 集団感染の可能性

マスク(イメージ)

 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、神奈川県内では15日、新たに10~80代の男女40人の感染が確認された。保育士1人の感染が既に判明していた横浜市磯子区の保育園では、いずれも30代の女性保育士2人の感染が新たに分かった。市は集団感染の可能性があるとして調査を進める。

 横浜市では、30~60代の14人の感染が確認された。このうち40代と60代の男性会社員2人が重症。保育士2人が勤務する保育園については、職員22人と、少なくとも園児26人が濃厚接触者に当たるという。

 県所管域では、平塚、鎌倉、小田原、厚木の4保健所管内で10~70代の7人。このうち平塚管内では、登戸郵便局(川崎市多摩区)で集配を担当する10代の男性局員が感染した。同郵便局は消毒作業のため窓口業務を14日から休止し、同区のほぼ全域で配達の遅れが生じているという。日本郵政によると、郵便局員の感染確認は県内初。

 川崎市は10~80代の12人。東京都在住で市内の医療機関に勤める60代の男性医師が含まれる。

 横須賀市はいずれも市内に住む40代の男性2人。1人は在日米陸軍キャンプ座間(座間市、相模原市)の従業員で、妻も13日に感染が判明していた。

 藤沢市は、同市内に住む20~70代の4人。20代女性は湘南藤沢徳洲会病院(同市辻堂神台)に勤務する看護師だった。同病院は濃厚接触のあった職員6人を自宅待機とし、院内の立ち入りエリアを消毒した。茅ケ崎市保健所管内では、40代の男性会社員が中等症という。

© 株式会社神奈川新聞社