琢磨やカイル・ブッシュも参戦! インディカーiRacingチャレンジ第4戦もてぎはエントリー多数。GAORAでも放送

 4月16日、NTTインディカー・シリーズは新型コロナウイルス感染拡大の影響により実際のレースが開催できない代わりに、ドライビングシミュレーターの『iRacing』を使って行っているバーチャルレース『インディカー・iRacingチャレンジ』の第4戦ツインリンクもてぎについて、エントリーリストを発表した。33台が参戦し、注目のエントリーが多数名を連ねた。

 インディカーiRacingチャレンジは、新型コロナウイルスの影響でアメリカでも外出自粛が強いられるなか、実際のインディカードライバーたちが自宅に設置されたシミュレーターのiRacingで対戦するというもの。ところどころでバーチャルらしさはあるが、走行シーンやバトルは非常に精巧。テレビ中継もされ、多くのファンが自宅で観戦している。

 ワトキンスグレン、アラバマ、オーバルのミシガンに続き開催される4月18日の第4戦は、当初『ランダム・ドロー』とされ開催コースが明らかにされていなかったが、4月13日、インディカーは第4戦の開催地がツインリンクもてぎであると発表した。

 もてぎでは、1998年からCARTチャンプカーの一戦が開催され、2003年からIRLとして開催。2011年には東日本大震災の影響でロードコースでの開催だったものの、2010年まではオーバルとして開催されてきた。現在オーバルは震災の影響でレースができない状態が続いているが、今回の第4戦は、この1.5マイルオーバルでひさびさのレースがバーチャルで実現することになった。

 そんなレースに向けて、これまでの4レースで最多となる33台がエントリーすることになった。いずれもインディカーのトップドライバーたちだが、今回からエントリーする佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン)やもてぎのオーバルの最後のウイナーであるエリオ・カストロネベス、さらにNASCAR王者のカイル・ブッシュも参戦することになった。

 さらにこのレースは、スポーツ専門テレビ局GAORA SPORTSでも放送されることになった。生中継ではないが、村田晴郎さんの実況、元インディカードライバーの武藤英紀の解説で視聴できるのは、バーチャルとはいえ日本のインディカーファンにとっては最高に幸せなことだ。

 iRacingのなかでのバーチャルレースとはいえ、ツインリンクもてぎで多くのトップドライバーが戦うレースは楽しみにせずにはいられない。ぜひYoutube、そしてGAORA SPORTSで視聴しよう。

インディカーiRacingチャレンジ第4戦ツインリンクもてぎ『ファイアストン175』
2020年4月20日 14:30〜(アメリカ東部標準時)
日本時間4月21日 03:30〜

インディカーYoutubeチャンネル
https://www.youtube.com/user/indycars

インディカーiRacingチャレンジ第4戦GAORA SPORTS放送予定
実況:村田晴郎 解説:武藤英紀
4月23日(木) 18:00〜19:30
4月25日(土) 10:00〜11:30
https://www.gaora.co.jp

インディカーiRacingチャレンジ第4戦ツインリンクもてぎ『ファイアストン175』 エントリーリスト

No Driver Team

1 ジョセフ・ニューガーデン チーム・ペンスキー

2 スコット・マクラフラン チーム・ペンスキー

3 エリオ・カストロネベス インディカー・プロビジョナル

4 セバスチャン・ブルデー AJフォイト・エンタープライズ

5 パトリシオ・オワード アロー・マクラーレン

6 ロバート・ウィケンス アロー・マクラーレン

7 オリバー・アスキュー アロー・マクラーレン

8 マーカス・エリクソン チップ・ガナッシ・レーシング

9 スコット・ディクソン チップ・ガナッシ・レーシング

10 フェリックス・ローゼンクビスト チップ・ガナッシ・レーシング

11 カイル・カイザー ユンコース・レーシング

12 ウィル・パワー チーム・ペンスキー

14 トニー・カナーン AJフォイト・エンタープライズ

15 グラハム・レイホール レイホール・レターマン・ラニガン

18 サンティーノ・フェルッチ デイル・コイン・レーシング

20 コナー・デイリー エド・カーペンター・レーシング

21 リナス・ビーケイ エド・カーペンター・レーシング

22 シモン・パジェノー チーム・ペンスキー

24 セージ・カラム ドレイヤー・レインボールド

26 ザッハ・ビーチ アンドレッティ・オートスポート

27 アレクサンダー・ロッシ アンドレッティ・オートスポート

28 ライアン・ハンター-レイ アンドレッティ・オートスポート

29 ジェームス・ヒンチクリフ アンドレッティ・オートスポート

30 佐藤琢磨 レイホール・レターマン・ラニガン

31 フェリペ・ナスール カーリン

41 ダルトン・ケレット AJフォイト・エンタープライズ

50 エド・カーペンター エド・カーペンター・レーシング

51 カイル・ブッシュ インディカー・プロビジョナル

55 アレックス・パロウ デイル・コイン・レーシング・ウィズ・チームゴウ

59 マックス・チルトン カーリン

60 ジャック・ハーベイ マイヤー・シャンク・レーシング

88 コルトン・ハータ アンドレッティ・ハーディング・スタインブレナー・オートスポート

98 マルコ・アンドレッティ アンドレッティ・ハータ・ウィズ・マルコ・アンドレッティ・アガジャニアン

インディカー・iRacingチャレンジ第3戦ミシガンのスタート直後に起きた多重クラッシュ。後続の多くのマシンが巻き込まれた。
インディカー・iRacingチャレンジへの参戦を決めた佐藤琢磨

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