「ご長寿さんいらっしゃい!」10年以上つくってる現行モデル選手権 トヨタ編

トヨタ ハイエース

1位:トヨタ ハイエース(デビュー16年目)

新型レジアスエース スーパーロングバン

2004年夏に現行型(通称200系)がデビューしたハイエース。日本中、いや世界でお馴染みのあの1BOXカーですが、もうすぐ16周年!

シンプルなデザインだからでしょうか、いまだにちっとも古く見えないので、改めてびっくりします。5月には一部改良が行われる模様。ハイエースはまだまだ現役選手で活躍を続けそうです。

ただしそのタイミングにあわせ、ひっそりと兄弟車の「レジアスエース」が姿を消します…合掌。

2位:トヨタ ランドクルーザー200(2007年・デビュー13年目)

トヨタ ランドクルーザー200

世界中の道なき道を往くランクルのトップモデル「ランドクルーザー200」。悪路の走破性はもちろん、豪華なインテリアもウリ。多くのファンから根強い人気を集めています。ちなみにランドクルーザーの車名自体も1954年から続く超ご長寿名なんですよ。

さすがに長く造られ過ぎた感もあるようで、フルモデルチェンジの噂も絶えません。まだ見ぬ新型ランクル(300?)がどのような進化を遂げるのか、気になるところです。

2位:トヨタ プレミオ・アリオン(2007年・デビュー13年目)

トヨタ プレミオ 1.5F ”EXパッケージ”[FF](2016年6月登場モデル)
トヨタ アリオン A18 ”G-plusパッケージ”[FF](2016年6月登場モデル)

同率2位に入ったオーソドックスな5ナンバーセダンの「プレミオ」「アリオン」は、それぞれ歴史のある「コロナ」「カリーナ」の系譜を継ぐモデルです。

2016年6月に大規模なマイナーチェンジを受けていますが、既に4年近く経過。トヨタのラインナップでは珍しくハイブリッドも未設定ですし、果たしてこの純和風な定番セダンがどこまで生き延びるか…先行きは不透明です。

4位:トヨタ ライトエース/タウンエース バン・トラック(2008年・デビュー12年目)

トヨタ タウンエース
トヨタ ライトエース

ライトエース(1975年)、タウンエース(1976年)共に、小型のバン・ワゴン・トラックとして誕生。特に8人乗りのワゴンモデルはミニバン登場前の80年代、大人数が乗れるファミリーカーとして人気を博しました。

ワゴンはのちにノア・ヴォクシーへ発展し、現在はバンとトラックの商用モデルのみが残ります。4代目となる現行型は、インドネシアのダイハツ工場で製造される輸入車です。

なお販売店統合に伴い、ライトエースは間もなく45年の歴史に幕を下ろし、タウンエース1モデルに集約される模様です。

5位:トヨタ ランドクルーザープラド(2009年・デビュー11年目)

トヨタ 新型 ランドクルーザープラド TZ-G(7人乗り/クリーンディーゼルモデル)[2017年9月マイナーチェンジ]

ランクルファミリーでもう1台。ランドクルーザープラドもご長寿さんの仲間入りです。現行型は2009年9月のデビュー。あと少しで11周年を迎えます。

2017年に大規模なマイナーチェンジを実施し、デザインもリフレッシュ。最新のトヨタセーフティセンスも装備されるなどアップデートが図られていて、ご長寿記録は更新されていきそうです。

番外編:トヨタ プロボックス/サクシード(2002年・デビュー18年目)

トヨタ プロボックス DXコンフォート(ハイブリッド車)/ボディカラー:ホワイト│駆動方式:2WD│WLTCモード燃費:22.6km/L
トヨタ 新型サクシード TX(ハイブリッド車) 2WD[2018年12月追加モデル]

プロボックス・サクシードは、2002年にデビューした商用バン・ワゴンです。どうして番外編なのかというと・・・。

実はこのクルマ、2014年に車両骨格の土台を構成するプラットフォームを刷新した大規模なモデルチェンジを実施しました。しかしトヨタの規定では、車体の多くを従来モデルから流用するために、あくまでも「マイナーチェンジ」だといいます。

確かに前の窓から後ろは従来型のものをそのままつかっているように見えますが、デザインや車内などもまるで別物。型式も変わっているので、もはや違うモデルと言って差し支えないでしょう。

トヨタのご長寿予備軍には、あのスポーツカーも…!

ちなみにトヨタでは、「アクア」「プリウスα」(共に2011年デビュー・9年)、「86」「ポルテ・スペイド」(共に2012年デビュー・8年)など、ご長寿の仲間入り間近なモデルもまだまだ控えていますよ。

中でもアクアや86などは根強い支持を集めるモデルだけに、10年選手入りを果たすのか、今後に注目したいところです。

[筆者:MOTA編集部]

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