平和首長会議総会 広島での開催延期 来年8月目指し調整

 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、核兵器のない世界を目指す非政府組織(NGO)平和首長会議の事務局(広島市)は24日、今年8月に同市での開催を予定していた第10回総会を延期すると発表した。来年8月の開催を目指し、調整を進める。
 平和首長会議は広島市長を会長、長崎市長を副会長とし、163カ国・地域の7902都市が加盟。総会は1985年から4年に1度、広島・長崎両市で交互に開催している。
 今夏の総会では、2020年までの核兵器廃絶を目指す「2020ビジョン」に代わる、21年以降の指針を策定する予定だった。

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