大建工業、素材・建材ともに好調で営業利益5割増

大建工業(大阪市)は5月12日、2020年3月期決算を発表した。売上高は10.7%増の2024億8100万円、営業利益は46.3%増の83億8400万円、経常利益は33.2%増の91億800万円、当期純利益は23.7%増の54億4700万円。素材事業と建材事業で大幅な増益となった。

素材事業は宿泊施設や商業施設向けの畳表の販売が好調。MDF(中密度繊維板)の販売は苦戦したがコストダウンや販売価格の見直しなどを実施。売上高が23.8%増の765億8900万円、営業利益が121.1%増の25億300万円となった。建材事業も内装建材の販売増やコストダウン、販売価格見直しで売上高が6.1%増の949億3800万円、営業利益が55.4%増の49億5500万円。

2021年3月期については新型コロナウイルス感染拡大に伴い、業績予想発表を見送った。

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