西海市 緊急応援給付金 対象全業種へ 支給額30万円

 西海市は、新型コロナウイルス感染拡大を受けた市独自の緊急経済対策を拡充する。飲食・宿泊業に限定していた「緊急応援給付金」を農林水産業を含む全業種に拡大し、支給額は一律30万円とする。
 対象は今年3月から5月までの売上額の減少が前年同期比20%以上の市内事業者。市税滞納がないことなどが条件。国の「持続化給付金」との併用もできる。6月1日から7月31日まで、市の相談窓口で受け付ける。
 12日開かれた市議会臨時会に、給付金の事業費4950万円を3億7950万円に増額した総額33億3180万円の本年度一般会計補正予算案を上程、可決された。
 補正予算にはこのほか、事務費を含む国の特定定額給付金として27億5610万円、市独自の特典付き商品券の追加発行に1040万円、市民が市内事業者から購入した地場産品を市外に届ける配達料補助「西海ふるさと便」900万円などを計上した。

© 株式会社長崎新聞社