沖縄・奄美は前線活発 北日本は低温と日照不足か 気象庁1か月予報

気象庁は14日(木)、向こう1か月(5/16~6/15)の天候の見通しを発表した。北日本は冷たい空気が流れ込みやすく、5月下旬は気温がかなり低くなる見通し。また、北日本は向こう1か月、日照時間が平年より少なくなりそうだ。西日本や沖縄・奄美は湿った空気や前線の影響を受けやすいため、降水量は平年並みか多い見込み。

1週目(5/16~5/22)

1か月予報(平均気温)。出典:気象庁HP

 北・東・西日本は低気圧や前線の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少なくなりそうだ。沖縄・奄美は梅雨前線や湿った空気の影響で、平年より曇りや雨の日が多い予想となっている。  なお、北日本は冷たい空気の影響で低温傾向が見込まれているが、特に20日(水)頃からの5日間ほどは、平年よりかなり低くなる予想だ。このため気象庁は、北海道と東北に「低温に関する早期天候情報」を発表して、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。

低温に関する早期天候情報。出典:気象庁HP

2週目(5/23~5/29)

1か月予報(降水量)。出典:気象庁HP

 北日本は低気圧や、オホーツク海高気圧からの冷たく湿った空気の影響を受けやすく、引き続き平年に比べて晴れの日が少なく、低温傾向となりそうだ。一方、沖縄・奄美は梅雨前線の活動が活発化する可能性があり、平年に比べて曇りや雨の日が多く、高温傾向が見込まれる。

3~4週目(5/30~6/12)

1か月予報(日照時間)。出典:気象庁HP

 気温は北日本でほぼ平年並みとなるが、東・西日本や沖縄・奄美は高温傾向。天候は全国的に平年と同様で、西日本や沖縄・奄美では曇りや雨の日が多くなりそうだ。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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