五島市中総体開催へ 6月14、15日 無観客など4条件

 五島市中学校体育連盟は13日までに、市中学総合体育大会を6月14、15日に開催すると決め、関係者に通知した。新型コロナウイルス感染防止のため、例年より規模を縮小し、無観客で実施。試合前後の手洗いの徹底など各種対策も講じる。
 開催条件として「臨時休校が終了して2週間が経過している」「五島市内に感染者がいない」「大人数の集まりを避けるため、2日間の分散開催とする」「保護者など一般応援者の参加を認めない」の4点を挙げた。感染の状況によっては対応を見直す可能性もある。
 会場への移動は可能な限り徒歩で、貸し切りバスなどを利用する場合は2人席に1人ずつ座ることを原則とした。このほか▽プレー中の選手、審判以外はマスクを着用▽握手、ハイタッチ、肩を組むなどの接触を避ける▽試合前後の手洗い、うがいの徹底、用具器具の除菌▽屋内競技は常時換気する-など注意点も呼び掛けた。
 例年ならば、球技、武道に出場した生徒も登録できるように2週間後に実施する陸上を、今回は同日開催にして規模を縮小。各競技の開会式も行わず、バレーボール、バスケットボール、ソフトテニス、バドミントンの男女を別日に分けるなど時間と場所を分散した。
 五島市中体連の都々木信幸会長は「各校の校長、市教委の理解とバックアップがあってのこと。何より安全を確保しつつ、子どもたちの望んでいるであろうこの大会をぜひ開催したいという思いから、無観客、大会規模縮小という形ではあるが、ここまでこぎ着けられた」とコメントした。


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