新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、神奈川県内で17日、新たに30代~80代の男女5人の感染が確認された。県内の感染判明者が5人以内にとどまったのは緊急事態宣言後初めてで、3月30日の3人に次ぐ低水準。
5人はいずれも横浜市在住者で、院内感染が相次いでいる市内医療機関の看護師や入院患者だった。
聖マリアンナ医科大横浜市西部病院(同市旭区)では、40代女性看護師と30代男性看護師の感染が判明。市によると同病院の感染者は75人(職員40人、患者35人)となり、うち11人が死亡した。市は同病院に対し、現場の立ち入りを含め「適切な支援や助言」をする方向で調整しているという。
一方、湘南泉病院(同市泉区)では40代女性看護師の感染を確認。牧野記念病院(同市緑区)では、ともに80代の男性入院患者2人の感染が明らかになった。