【新型コロナ】神奈川県所管域で1人死亡、重点医療機関の看護師含む6人感染

マスク(イメージ)

 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、神奈川県は20日、所管域で女性1人が死亡、新たに40~70代の男女6人が感染したと発表した。医療従事者の感染が目立ち、感染経路不明者はいなかった。

 県によると、死亡した女性は小田原市に居住。年代や発症経過は「遺族の意向」を踏まえ明らかにしなかった。

 県の重点医療機関としてコロナ患者を受け入れている県立足柄上病院(松田町)の40代の女性看護師(秦野市居住)の感染が判明。同病院職員の感染確認は初めてで、濃厚接触者として医師、看護師ら計16人が自宅待機となっている。

 陽性が確認された40代女性(南足柄市居住)と50代男性(小田原市居住)、70代男性(同)は、開成町の高台病院の介護職。同病院では既に、30代の女性看護師(小田原市居住)と60代の女性患者(同)の感染が判明しており、クラスター(感染者集団)と判断された。

 また、クラスターが起きた小田原市立病院に勤める40代の女性看護師(同市居住)の感染も判明。同病院の感染者は職員18人、患者15人の計33人になった。

 このほか、同市の70代女性の感染も確認された。

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