高速バス6月1日再開 長崎-北九州、大分線 自粛要請緩和を踏まえ

 長崎県交通局(長崎市)などは25日、新型コロナウイルスの影響で運休していた高速バスの長崎-北九州線と長崎-大分線について、6月1日から運行再開すると発表した。緊急事態宣言の解除や予約状況を踏まえた判断だが、減便状況は続く。
 同局によると、長崎-北九州線「出島号」は通常、平日5往復10便、土日祝日6往復12便をそれぞれ単独運行。利用減少に伴い4月25日から5月末まで全便運休している。移動の自粛要請が緩和され、予約も入り始めたことから、まずは毎日3往復6便で再開する。
 長崎-大分線「サンライト号」は長崎自動車(長崎市)、大分交通(大分市)、大分バス(同)との4社で計5往復10便を共同運行するが、同様に全便運休中。このうち同局が1往復2便だけ運休を継続し、計4往復8便で再開する。
 同局はできるだけ乗客同士の間隔を空けるように座席予約を受け付ける。このほか同局は、長崎-熊本線「りんどう号」と長崎-宮崎線「ブルーロマン号」の全便運休は、共同運行会社の意向も踏まえ当面継続する。

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