諫早市が緊急経済対策の第2弾を発表 観光関連事業者への給付金新設など

 諫早市は26日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急経済対策の第2弾を発表した。一律30万円の緊急経営支援給付金の申請要件緩和と、市内に事業所のある観光関連事業者への給付金新設が柱。申請は6月1日から30日まで。
 市は第1弾で、3~5月いずれかの売り上げが前年同月比50%以上減った全事業者に緊急経営支援給付金を支給。今回、売上額の減少率を30%以上に緩和。対象外だった市外に居住し、市内で飲食・小売業を営む人への支給も認める。
 新設する観光関連事業者向け給付金は、3~5月いずれかの売り上げが前年同月比30%以上の減収が要件。宿泊事業者には宿泊定数当たり2万5千円(上限250万円)。正社員数10人以上で300平方メートル以上のホールなどを併設する場合、100万円を加算する。
 観光バス事業者には1台当たり10万円(上限200万円)、タクシー事業者には1台当たり3万円を支給。他自治体との重複支給は認めない。第2弾向けの予算は1日に議決された本年度一般会計補正予算で対応する。

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