気象庁は4日（木）、向こう1か月（6/6～7/5）の天候の見通しを発表した。全国的に暖かい空気に覆われ、向こう1か月の気温は高い見込み。沖縄・奄美は日照時間が平年並みか多く、降水量は平年並みか少なくなりそうだ。
1週目（6/6～6/12）
全国的に高温傾向が見込まれる。特に10日（水）ごろからの5日間ほどは、東北、東・西日本で気温がかなり高くなる可能性がある。このため気象庁は、これらの地方に「高温に関する早期天候情報」を発表して、農作物の管理や熱中症対策など健康管理に注意するよう呼びかけている。なお、西日本と東日本の太平洋側は、南からの湿った空気の影響を受けにくく、平年に比べて晴れる日が多く、雨が少ない見通し。
2週目（6/13～6/19）
北日本で平年並みか高く、その他は高温傾向が予想される。西日本の日本海側は前線や湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて曇りや雨の日が多くなりそうだ。一方、沖縄・奄美は高気圧に覆われやすく、平年に比べて曇りや雨の日が少なく、梅雨明けは平年よりも前の時期にずれ込む可能性がある。
3～4週目（6/20～7/3）
気温は全国的に高温傾向が見込まれる。北・東・西日本では、平年と同様に曇りや雨の日が多くなりそうだ。沖縄・奄美は平年と同様に晴れの日が多い見込み。 【参考：平年の梅雨入り】 九州北部 6月5日ごろ 中国・近畿 6月7日ごろ 東海・関東甲信 6月8日ごろ 北陸・東北南部 6月12日ごろ 東北北部 6月14日ごろ 【参考：平年の梅雨明け（6月まで）】 沖縄 6月23日ごろ 奄美 6月29日ごろ
早期天候情報とは
原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30％以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30％以上と見込まれる場合に発表される。
