長崎市中心部の眼鏡橋近くの中島川沿いとシーボルト記念館(鳴滝2丁目)周辺などに計約2300鉢のアジサイがお目見えし、道行く人を和ませている。市が、市花アジサイの魅力を知ってもらおうと展示。今月下旬ごろまで楽しめそう。
市は毎年「ながさき紫陽花まつり」を開き関連行事を展開してきたが、昨年までの集客効果は乏しく今年は展示だけにした。澄んだ青の「ブルースカイ」や日々少しずつ色が変わる「カメレオン」など計23品種を両会場に並べた。
市の担当者は「新型コロナウイルスで閉塞(へいそく)感がある中、和んでほしい」とPR。中島川沿いで観賞していた長崎市稲田町の主婦、松浦すみえさん(73)は「いろんな種類があってきれい。コロナで習い事も休みになり寂しかったが、癒やされた」と話した。