ライバルの存在があったからこそ生まれたグランドチェロキー
ジープ グランドチェロキーは、1990年に登場したフォード エクスプローラーに対抗すべく誕生したモデル。ライバルのエクスプローラーとほぼ同じサイズであることや内外装の質感からもエクスプローラーを意識していることがわかる。
ミディアムサイズのSUVのグランドチェロキーは、直列6気筒4.0LからV8 5.2Lまで、幅広いエンジンをラインナップ。エクステリアは、ステーションワゴン型で乗用車テイストを高めたスタイルで、インテリアもエクステリア同様で乗用車としての居住性や質感を実現した。
5ドアのパッケージングを採用したことにより、リアシートへのアクセスが良好で、ファミリーカーとしても使うことができるほどの使い勝手と室内空間を備えている。
ジープの名に恥じない走りは健在
一方、走行性能はジープの伝統を受け継ぎ、雪道や山道などを難なく走行することが可能。
本格SUVの性能に乗用車としてのクオリティを与えられたジープ グランドチェロキーは、発売当初のコンセプトを受け継ぎながらモデルチェンジを行い、現在ではジープの基幹車種となっている。
スペックや価格
■全長×全幅×全高:4,500mm×1,810mm×1,685~1,715mm
■エンジン
・直列6気筒 4.0L 190馬力
・V型8気筒 5.2L 220馬力
■トランスミッション:4速AT
■駆動方式:4WD
■販売期間:1993年~1998年
■価格:450万円~500万円
※スペックや価格は1993年式、日本導入モデルの数値
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