長崎ウエスレヤン大が名称変更 来年4月に鎮西学院大へ

来年4月1日から「鎮西学院大」への変更を発表した姜学院長(右から2人目)ら=諫早市西栄田町、長崎ウエスレヤン大

 長崎県諫早市の学校法人鎮西学院(姜尚中学院長)は25日、同学院が運営する長崎ウエスレヤン大の名称を来年4月1日から「鎮西学院大」に変更すると発表した。来年度の創立140周年に合わせ、幼稚園や高校と同様、学院名に統一し、国際交流を基盤とした地域密着型の人材育成を目指す。
 同学院は1881年、長崎市で設立。1946年、諫早市に移転。66年、鎮西学院短大を設立し、80年、長崎ウエスレヤン短大に改称。2002年、4年制大学になった。5月現在の学部生は3学科475人。
 学生有志が18年3月、名称変更希望書を提出したのを受け、同6月、理事会で決定。変更は今年4月の予定だったが、昨年5月、創立140年の節目の21年4月に決まった。英語では現在の名称を使用する。
 25日、同大で開いた会見で、姜学院長は「ポストコロナの時代、一極集中型のグローバル化の逆転現象で地方分散型の社会が当分、続く。地域貢献型の大学へ変わり、九州の地域再生のフロントランナーになりたい」と決意を述べた。
 さらに、7項目の改革プランを発表。本年度から開設した特別支援学校の教諭育成課程、英検準1級取得者枠の新設などが柱。


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