長野・岐阜県境の地震 2日間で20回 6月減少→7月5日から『再び活発』 4月下旬から206回に 気象台が注意呼びかけ

長野と岐阜の県境付近を震源とする地震活動が再び活発になっています。長野地方気象台は、今後も続くおそれがあるとして注意を呼びかけています。

震度図(7月7日午前9時4分)

7日午前9時4分ころ、岐阜県飛騨地方を震源とする地震があり、長野県内では松本市安曇で震度1を観測しました。震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは3.0と推定されます。

長野・岐阜県境付近を震源とする一連の地震活動は、6月は計13回と減っていましたが、7月5日から再び回数が増えています。5日には、震度3の地震が発生するなど、合わせて12回、6日には8回、7日もこれまでに2回観測されています。(7月7日午前11時現在)

長野地方気象台は、地震活動が再び活発傾向にあるとして、注意を呼びかけています。

4月22日から7月7日午前11時までに一連の地震活動で震度1以上を観測した地震は206回となりました。

なお、焼岳山頂付近の地震活動は低調で、焼岳の火山活動に特段の変化は見られないということです。

© 株式会社長野放送