ブレーブスがプイーグ獲得へ 出場辞退マーケイキスの代役

日本時間7月15日、関係者がメジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、フリーエージェント市場に残る最後の大物選手となっていたヤシエル・プイーグがブレーブスと契約合意に達したようだ。まだ球団からの正式発表は行われておらず、プイーグがチームに合流するためには身体検査をパスするだけでなく、新型コロナウイルスの検査で陰性と判定される必要がある。

現在29歳のプイーグは昨年、レッズとインディアンスで合計149試合に出場して打率.267、24本塁打、84打点、19盗塁、OPS.785をマーク。打点と盗塁はキャリアハイを更新した。フェインサンドは先日、オリオールズがプイーグの獲得に興味を示していることを伝えていたが、プイーグはブレーブスとの契約を選択した。

ブレーブスは主力外野手の1人であるニック・マーケイキスが2020年シーズンの出場辞退を表明しており、プイーグにはその穴を埋める役割が期待される。新加入のマーセル・オズーナは指名打者として起用されることが予想されており、プイーグがキャリアの大部分を右翼手としてプレーしていることを考えると、左翼にロナルド・アクーニャJr.、中堅にエンダー・インシアーテ、右翼にプイーグが入る形が基本となりそうだ。また、プイーグの準備が整うまでのあいだはアダム・デュバルの出場機会が多くなるだろう。

2012年6月にドジャースと契約したプイーグは、翌2013年にメジャーデビューし、104試合に出場して打率.319、19本塁打、42打点、11盗塁、OPS.925の好成績をマーク。新人王投票で2位にランクインした。2014年は規定打席に到達したシーズンでは自己ベストの打率.296、OPS.863をマークしたが、その後は伸び悩みが続き、30本塁打や100打点を達成した経験は1度もない。類稀なるポテンシャルを開花させ、ブレーブスの地区3連覇に貢献できるか注目だ。

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